ちきりん氏の良いところを書いてみる

ちきりん氏を強く嫌っている層が見受けられる。特に、はてな界隈で。

 

ブコメを拒否しているからなのか?

でも、そりゃブロックするわ、と感じる。

 

皆言っているから、そういう空気があるから叩いて良い、みたいな所も感じられて何か嫌だなと感じる。そういうの嫌。

逆の方に回りたくなってしまう。

そこで、ちきりん氏を評価する話を書いてみたい。

 

まず、ちきりん氏を感情的にどう思っているか、だけども、話の内容によっては「この人、何言ってんの前提から間違ってるんだけど」とかって思うこともあり嫌いだったことがあるけど、嫌いだから見ない、というのもあれなのでがんばってみるようにしている。

また、時折見せるドヤリングというか、俺つえー話もあれだったりするけど、誰だってそういう面はあるだろう。

 

さて、で、どこを評価しているかというと、ビジネスパーソンとしての態度である。

 

ビジネスパーソン的)思考の型を身につけていて、生来ではなさそうだがロジカルシンキングの使い手ではある。

本当かよ、という言動があったりするけれども、ゼロベースで課題設定からやるような態度が見受けられ、やはり、そう考えざるを得ない。

 

普通は、他人の言動の影響を受ける。どうしたって受ける。

はてブなんて見ても、そう思う。

あー、これはゼロベースで考えてるな、というコメントにはなかなかお目にかかれない。

 

その点、ちきりん氏は、やはりゼロベースでぶちあげてくる。

「それXXの受け売りじゃん」みたいなことがない。

あるのかもしれないが私の記憶にはない。そんなに見てる訳でもないけど。

それは一方で、トンデモ論に見えるときもある。

 

実際、トンデモのときもあろう。しかし、それで良いのだと思う。

ブロガーなので。

 

そして、氏の言動から見えるビジネスの型は、私の感じる「ビジネスをちゃんと前に進められる人の態度」に近い。

 

「AともいえるがBともいえる」とか言う人の役立たなさ - Chikirinの日記

 

この主張なんて、典型で、仕事を前に進める上で「Aともいえるが、Bともいえる」なんて態度は、もう、役立たないとかって言う以上に、あり得ない。

 

 

で、さらに、本題と無関係の重箱の隅みたいなところをつつくような人がいたりして、これがもう本当に困る。

 

「Aともいえるが、Bともいえる」の人が会議にいても、無駄ではあるが邪魔にはならない。

 

 

本題と関係ない指摘に終始する人は、すごく困る。

会議が進まない。

場合によっては、はっきりと遮って本題を進めるけど、地位のある人だと止められずに時間を取られてしまったりする。

 

一方で、ゼロベースで本題からひっくり返りかねないことを言う人もいる。

この場合は、内容と態度による。

良い指摘、現実的な提言、前向きな態度の場合は、全体が劇的に良くなることもある。

言っても仕方ない指摘(非現実的な正論)とか、後ろ向きな態度の場合は、かえって足を引っ張ることになる。

 

で、ちきりん氏は、物事を前に進めようとする態度が見られる。

これはビジネスパーソンとして見ると、一緒に働きたい方の人だ。

そういう種類の信頼のある人が「A」のポジションを取るなら、安心して逆に「B」のポジションを演じて議論が深められる。前に進めることを前提とした有意義な議論が期待できるから。

 

と、まあ、個人的な印象に過ぎず、エビデンスなんてないけど、そう思う。

 

嫌いな人は何が嫌いなんでしょうか。

分かる気はするけど、良い面も評価すべきだ。

 

実際、人気もあるじゃない。

誰にでも好かれて大人気、なんてうまい話があるはずもなく、アンチが増えるのも承知でやっていることでしょう。

氏が何になりたいのか良く分からないところではあるけど。

 

と書いておいて、後日見直してみる。

 

この話、「分かる!同意する!」という人、、、いないだろうなあ、、、