実際に会社組織を回しているのって宴会に行く人だよね

会社の宴会に出ない人が増えているらしい。

 

そもそも強制するものでもないし、自由ではあるだろう。

 

 

飲み会への参加の是非を直接論じるのではなく、別の視点から考えてみたい。

 

結論的なものから書くと、

「会社組織を回しているのは宴会に行く人」

という話になる。

 

私が見た限り、傾向としてそうだ。

一般的に沿うだろうと想像する。これは、かなり自信がある。

 

飲み会には一切参加しない。しかし、会社組織を回している。

というような人は見たことがない。

 

「自分は飲み会には参加しないが仕事では人一倍成果を出している」

という人がいる。

 

ある意味で、事実なのだろう。

しかし、それはどうしても個人作業として、というくらいの仕事、成果ではないか。

 

ある程度の大きさの会社組織になると、部署単位で動かして、そうね、昔のゲームの倉庫番みたいなイメージだけど、ゴールに詰めて行かなければ会社全体とまでは言わないけど動かせない。

 

仕事というのは個人作業レベルの積み重ねで出来ているのではなく(そういう側面もあるけど)、大きなビジネスを実行するには組織レベルで動かす必要がある。

 

飲み会に行けば組織、部署単位で動かせるのだ、というほど簡単なものではないが、逆は成り立つように思われる。

 

会社組織の中でそこそこの地位、例えば役員クラスを見まわしてみれば、飲み会に参加しないタイプの人は見かけないのではないか。

 

宴会には行かない、というのはそういう可能性を放棄しているのだと思う。

宴会というのは一種の投資だろう。

今の数千円の投資が、10年、20年後の布石になる。

 

より大きな収穫が得られる。

 

別に、それを選択しなくても構わないと思う。

誰しもが組織を動かしたいわけでも、役員になりたいわけでもない。

 

 

ただ、そういうことがあるという意識は持っておいた方が良いように思う。

 

飲みの方ほどは一般化できないと思うが、タバコをすう人、ゴルフをする人、も同様の傾向がありそうだ。

大事なことがタバコ部屋、ゴルフ場で決まったりする。もちろんクラブ(お酒を飲むところ)でも。

 

私から見ると、会社役員って会社でゴルフの話をし、ゴルフ場で仕事の話をするという、極端に言うとそんなイメージ。

 

タバコは特にエグゼクティブはすわない方向なんだろうけど、その中でも肩身の狭さが逆に愛好者同士の連帯感を強めいているようには見えたりする。