目的意識と努力するための仕掛けがあれば、本気で人生を良くできる
あんまり論じる程の話でもないかなあ、と思いながら、でも書いてみる。
本気になれない人には「当事者意識」が足りない - ゆーすとの日記
本気になれない人に足りないのは「当事者意識」ともう一つ。「危機感」。 - 感謝のプログラミング 10000時間
うーん。。。目的意識でしょうなあ。
人生は練習と思ってる所が本番で、本番と思ってる所がオマケだ。 - teruyastarはかく語りき
んー、「大学受験なんてオマケだ」と言い切られちゃったら、実際の所その通りだとも思うものの、そもそもの文脈が変わっちゃう。
私の理解を前提に簡単に述べたい。
それぞれタイトルを命題と考えて、その命題の真なりや?
まず、
- 「本気になれない人には「当事者意識」が足りない 」
これは、ほぼ「真」であろう。
あんまり議論の余地がないと思う。
そこから先についても論じて欲しかったなあ。
- 本気になれない人に足りないのは「当事者意識」ともう一つ。「危機感」。
この命題自体、真で良いと思う。
ネコに追われるネズミが本気で逃げないのだとしたら、それは単に異常だ。
一定数の異常もあるだろうけど、少数の反例を持ってして命題の真偽を語ってもしょうがないので、これもあんまり議論の余地がない。
こちらは、ライフハック的なところまで論じられていて、要約すると
「自分をあえて危機的状況に追い込むことで危機感を醸成し、よって本気になれる」
と理解した。
これ自体、異論はなかろう。
しかし、危機感から得られる「本気」って、それって質の良い本気?という疑問が残るのではないか。
- 人生は練習と思ってる所が本番で、本番と思ってる所がオマケだ。
これは、タイトルだけ見たときに世界のモリスエの名言「練習は本番のように、本番は練習のように」の話と思った。
中身を読んでみたら、そうではなくて、しかし論旨は明らかで、内容はすばらしいと思った。
新たな知識も増えたし有りがたや。
ハックアンドスラッシュなんて言葉があるんですねえ。
その上で命題に戻ると、、、
ドラクエに関しては、まあ、それで良いとして、議論の発端は受験の話であるから、これは「大学受験なんてオマケだ」ということになるだろう。
ここでのライフハックというか人生攻略法として「目標を設定した後は、手段の目的化つまりハックアンドスラッシュをひたすらやる」という方法を紹介している。
タイトルに、私なりの理解で付け加えるならば、「というくらいの意識の方がうまくいく」ということなのだろう。
そんなの読み取れよ、という話かもしれないが、もうちょっと丁寧に書いてあげても良い気がした。
というか、私の理解がそもそも間違っているのかもしれないが、、
私としては、「目的意識」だろう、と書いた。
- 目的意識があると本気になれる
ということだし、
- 目的意識を持つことが人生の攻略法の一つだ
ということでもある。
これも、あんまり論じる程の話じゃないかなとは思う。
当事者意識に関して言うと、他人の仕事なんて当事者意識が持てる訳がない。
危機感に関して、それもドライバになり得るんだろうけどそれはマイナスをプラスかゼロにした時点で終わってしまうように思う。
ゼロをプラスに、プラスをさらに大きくするためのドライバになりうるのは目的意識なんじゃないかと思う。
夢じゃ手足は動かないぜ!ハックアンドスラッシュだ!というのも事実だろう。
まあ、スパンの違う話ですね。
目的は戦略以前の話だし、戦術としてのハックアンドスラッシュと。
他人を動かすにも、当事者意識を持て!なんて言うのは、やはり意味がなくて、目的の共有、共感があって、ハックアンドスラッシュ的な仕組みを用意してあげるべきだろう。
「引き寄せ効果」的な話もあるし、まずは目的意識が先だろう、と私は思う。
「大学受験なんてオマケだ」について、言葉通りの解釈としても、まあ、そうだよな、とも思う。
人生の目的、目標がはっきりしているのなら大学受験が不要な場合もあろう。
田中のマーさんを例にしてみよう。
プロになるというはっきりした目標があった、と想像する。
彼は彼自身の人生の当事者であるが大学受験については当事者ではなかった。
高校時代に「変化球をもっと曲げる」ことを目的にして投げていた時期もあろうし、
それはそれで、彼のピッチングのレベルを上げただろう。
危機感のようなものはあんまりなかったんじゃないかな、と想像する。
えーっと、だからって、誰もが「大学受験なんてオマケだ」と思うことは、あんまりハッピーな結果は生まないだろうな、と思うので、大人は、「大学受験は本番であり、大事ですよ」「人生の目的、目標も考えてみよう」くらい言ってあげたら良いと思う。
と、ここまで書いたところで、ストレートなタイトルをつける。
タイトルは、ネタは変化球、論述はストレート。というのが私の好みだな、と気づいた。