自分が属していないコミュニティを貶める心理

最近、気になるのが、所属組織やめましたという人たちとか、正社員は奴隷と言っちゃう人たち。

 

コミュニティというか、何というか、誰がどこに属していたって構わないと思うのだけれど、自分が属していないコミュニティとか抜けたコミュニティとかを貶める発言をする人もいる。

 

その貶める対象のコミュニティに属さないことを決めた自分を正当化するための行為に見える。

 

それぞれの人がそれぞれの背景や前提で合理的に所属するコミュニティを決めているのであって、ある人にとってはそこに属することが合理的でなくても、別の有る人に取っては合理的だということで、単にそれだけだと思う。

 

正社員は確かに奴隷的な側面はあるけれども、別に奴隷根性で企業の正社員をやっている訳ではなくって、合理的だからやっているというだけだろう。

 

正社員じゃないフリーランスの人も、食うために自分の私生活を切り売りしたり、どこかで媚を売ってみたり、釣りや炎上をあおったりしている。

奴隷じゃないかもしれないが道化じゃないか。

Webで記事書いている人だけかもしれないけど。

 

正社員である間は拘束されるし、ある面では奴隷ともとれる。しかし、労働は提供しても「私の尊厳」は提供しない。という生き方があっても良い。

 

結局、心のバランスを取るための発言なのだろうと思うし、その気持ちも分かるけど、他者を貶めなくても良いのにな、と思う。

 

「その選択肢もある面では合理的だが、私は別の選択をした。そして、それは私に取っては合理的であるという判断だった」

というスタンスで良いんじゃないかと。