社会全体での恋愛・結婚・出産・子育ての最適な形について
まず、関連の話題とコメント。
前提も結論も同意しないけど、仮にそれが正解だとしても "民間だけでできる" とは、とても思えない。
星新一のSSか何かであったような、子どもを完全に親から引き離して国家管理にするような世界が一種の理想だと思うんだけど、、、まあ、実現するはずもなし。
結論から書くと、現在の結婚という制度をなくして子どもと親を完全に引き離してしまえば良いと思う。
一夫一婦制や遺伝子上の親が子を育てるべきである、というのは思い込みであろう。
恋愛は自由である方が良いし、子どもは社会全体で育てるべきだ、という話の方が社会的なコンセンサスを得やすいように思うがどうか。
その「理想の社会」では、
恋愛は全く自由に行われる。
その上で、出会いは偶然に任せない。
国家が、全ての成人に対して最適と考えられるパートナーのマッチングを行い、その候補同士の出会いまでを実現する。
当然、離別も自由。
妊娠した場合、子どもの管理は国家が行う。
出産後に子どもを隔離するシステムと、そもそも自然妊娠を不可能にしてしまって、国家で人口受精、成長の責任を持つ(それを実現する技術を前提とする)システムが考えられる。
子どもの数は完全に国家で管理するため、子どもの数が少ない/多いという問題自体が起こらない。(管理自体が失敗しない限りは)
子育ての幸せというのは、当然あるだろう。
子育ては国家公務員が行うので、試験に合格すれば子育てを行うことが出来る。平等。
子どもを管理する施設には、全ての成人が(安全が確認されている前提で)自由に出入りが出来るため、いつでも子どもとふれあうことが出来る。
子を持つことを希望しているが、何らかの事情で子を持つことが出来ないような人も「社会全体の子どもたち」と自由にふれ合い、愛することが出来る。
逆に、子を持つ、あるいは子育ての意思も適正もない人が希望していないのに子を産み、虐待などを行ってしまうようなこともない。
個人が志望した場合、その資産は全ての子、すなわち社会全体に相続される。
言い方を変えると相続税100%とも言えるが。
理想の社会では、
恋愛の機会は最大限に享受することが出来、
それに付随する義務は基本的になく(当然、納税は必要)、
最大限、平等で、社会に発生する問題を最小化する
となるだろう。
割と本気で、そう思っている。
また、今の日本の少子化傾向も、一つの均衡状態であり、まあまあ適切な状態であるとも思う。
ということで納得している身としては夫婦別姓の議論とか、婚外子の議論とか、かなりどうでも良い話だな、という気がしていたりする。
しかし、上記の理想の社会は、どう考えても実現しそうにない。
現実的な議論をするとすると、どうなんでしょうねえ。
恋愛は自由であるべき、とか、子どもは社会全体で育てるべき、とかコンセンサスを得られるであろう所から合意を形成して理想に近づけて行けば良いのだろう。
このようなブログを書くことも、理想の実現に地味に近づけるかなあ。